2017年1月17日火曜日

中小企業診断士の武です。
本日19時まで窓口相談を担当します。


世の中セールの真っ只中という感じがします。
百貨店やショッピングセンターはこの時期クリアランスセールと銘打って
秋冬物を安く販売します。

クリアランスセールとは大辞林の解説によれば「在庫一掃の大売り出し」となっています。
昔百貨店に勤めていたころの私も、この時期は毎日セール品の店出し準備に勤しんでおりました。

季節的には1月、2月は寒い日が続くので厚手の洋服やコートを利用する機会が多いのですが、
店舗側にとっては3月のスプリングシーズンを前に春物商品との入れ替えの時期でもあるのです。

そこで秋冬物を安く販売し、在庫を軽くして春物の仕入枠を確保しようと考えます。
またお客様にとっても今着たい商品が安くなるなら購入しやすいというメリットもありますからね!

でも、セール品は利益率も低くなるため、この時期に秋冬物在庫を持ち過ぎると店の収益に少なからず影響を与えることになります。

そんな中でお客様に今着られる商品を安く提供し、一方で春の匂いを少しづつ届けていく。
難しい運営ですが、衣料品を扱う経営者にとっては醍醐味ともいえます。

日本の暦は24節気72候と言われ、季節の移り変わりとともに様々な行事やお祭り、食べ物などが登場し、暮らしに彩を添えています。

クリアランスセールもそんな季節の1ページを彩るイベントと考えると、ただ安売りだけでなくお客様に何かを発信したいって考えてしまいますね・・・