2017年4月10日月曜日

起業する際にしてはいけない4つのこと(その2)

こんにちは! Bi@Sta窓口相談員の萩野です。
前回、『1.自己資金も無いのに起業してはいけない』についてお話しました。今回は、その続きで『2.実績もノウハウもない商売を始めてはいけない』についてお話します。

 Bi@Staとは別のところでの経験ですが、よく、「特許を取ったので、これで起業したいから支援して欲しい」とおっしゃる方がいます。
 (知財についてはまた別途お話するとして)聞くと、今まで、そんな機械を委託でも制作したこともなければ、そもそも販売や営業もしたこともないのです。「こんなものがあったらいいな、と思って…」とおっしゃるのですが、たとえ、それがもの凄く良いものであったとしても、名もなき商品で効用も不明なものを誰にも知られていないあなたから一体誰が買うのでしょうか? と、あまり夢を壊さないように言葉を選びながらですが、お応えしています。
 ニーズのある商品を提供する、ターゲットにきちんと商品を認知させる、販売ルートを確保することがしっかり見込めていなければ始めるべきではありません。
 個人での創業は、最初は小さく始めて、経験を積んで徐々に大きく育てていけばいいのです。最初の何年間かは商売の勉強で、とても忙しくなると思います。仕入も、製造も、販売も、ましてや営業は、自ら実際にやってみなければ本当のところは分かりません。いきなり全部未経験なことを始めるのは、いくら創業塾で勉強していたとしてもさすがに無防備過ぎます。ましてや新商品の製造は最初に資金を投入してしまうのでリスクが高いです。
 最低でも、よく分かっていること1/3、少しなら分かっていること1/3、未経験がその残り位の気持ちで始められるといいですね。