2017年5月20日土曜日

コンピューターウイルスにご用心

■ 最近、ランサムウェアというものが流行っています。
ランサムとは、身代金のコトで、このウィルスにシステムが感染すると、ファイル暗号化され、暗号の解除に身代金を要求されます。
身代金は、通常ビットコインで要求されるようで、比較的少額を要求されるケースが多いようです。

で、ウイルスに感染して、やっとファイルのパスワードってなに?とか、ビットコインってなに?という状況になる方が多いのではないでしょうか。

しかも、身代金を払ったところで暗号が解除される保証もありません。
まったく困ったものです。

■ 対策
日ごろ、ハードディスクのバックアップを定期的に行っておきましょう。
普段使うファイルは、クラウド環境に置くのが安心です。
クラウド環境はリージョンが複数で冗長化しており、安全性や可用性が高くなっています。

■ 感染したら
感染直後でしたら、すべてのネットワークを遮断しましょう。
遮断とはLANケーブルの抜線と無線回線(WIFIなど)の遮断です。
これで、感染の影響を最小限化できます。

■ システムを復旧する
通信経路を遮断しても、脅威の除去はできていませんので、脅威の根本を消滅させる必要があります。
ウイルスセキュリティーソフトでも除去できますが、完全に除去したという保証はありません。

ここで怖いのはバックドアを仕掛けられること。
通常バックドアは、セキュリティーソフトが検知しにくい部分に存在します。
放置しておくと、打鍵情報が全て流出したりします。

また、DDOSの踏み台にされる可能性ものあるため、早急な対策が必要でしょう。

そこで是非やりたのが、クリーンインストール!
これで、システムをマッサラにできます。
後は、バックアップからファイルなどを戻しましょう。

かなり面倒くさい方法ですが、一番安全な方法です。

■ 感染しないために
不用意なファイルは開かないこと、怪しいアプリケーションをダウンロードしないこと。
.docという拡張子であっても、RLOで偽装している場合があります。
とくに、迷惑メールの添付ファイルを開くことは危険なので要注意です。