2018年5月19日土曜日

小規模事業者持続化補助金

 小規模事業者持続化補助金の申請が昨日締め切りになりました。申請支援した中小企業診断士の先生方、お疲れ様でした! かく言う私も、今週は最後の追い込みで半徹夜しました。
 持続化補助金は、始まった当初は採択されやすく、補助金額はmax50万円と多くはないのですが、販促用のチラシ制作や、ホームページ改修にと、使い勝手が良くて大歓迎されました。そのため、人気が出て、今回は相当競争率が高そうです。
 国がこの制度を作った趣旨は、規模が小さな事業者であっても、自分の強みを活かして、戦略的&計画的に経営していって貰うためです。計画性のない経営では、利益は得られません。申請書を書くことで、国は事業者にそれを自覚させようとしているのです。なので、不慣れな作業で大変なのですけれど、誰かに代行して申請書を作ってもらっては全く意味がないのです。そこで、私は、私のダメ出しを受けてもくじけず何度も書き直してきた事業者さんには、最後の最後、ブラッシュアップだけ手をお貸ししました。
 自分の経営実績を素直に分析して課題を抽出し、その課題をこれからどうやって克服していくのか、それの克服策を補助事業に設定すれば良いだけなので、本当は難しいことはほとんどないです。それでも、多くの方が自分1人だけでは課題抽出が難しいのですね。そういうところに中小企業診断士を使って頂ければ、コンサル冥利に尽きます。
 競争率が高いので採択されるかどうかは分からないですが、申請書を自分の納得出来るものにまで仕上げられた事業者は、書く前より一歩も二歩も前進しています。たとえ採択されなくとも(それはそれで残念なのですが)もういいじゃないか、と思える程です。真面目にチャレンジした者には、お金には代えられない結果=「自分の経営計画書」が残ります。その計画書に沿って、経営を進めていって下さい。それがあなたの羅針盤となります。
 相談員 萩野 久子