2021年6月23日水曜日

集客のためのSNS活用で、最も重要なこと

  こんにちは、中小企業診断士の白井です!

 今日は、集客のためのSNSの活用ポイントを簡単にお話します。

 よく「SNSを使って集客をしたい」というご相談を頂きます。SNS全盛の時代、たしかにSNSは上手に活用すれば強力な集客ツールになります。書店に行けばSNSのビジネス活用の本がずらりと並んでいます。SNS集客を頑張りたい方は、ぜひその手の本を読み漁って頂くことをお勧めします。

 さて、今日はSNS活用において最も重要であることを1つお伝えします。色々なコツやツールの使い方がありますが、SNS集客において何よりも重要なこと、それは「継続すること」です。

 発信するべきコンテンツを、定期的に発信し続けることです。Instagram、Twitter、Facebook、YouTubeなど、あらゆるSNSツールを開設していても、ほとんど更新がなく、時々思い立ったようにセール案内が配信されるようなSNSって、消費者の立場からして魅力があるでしょうか?しかしSNSの相談をお受けしたときに実態を確認すると、このような運用をしているケースが大変多いのです。この状態ですと、新しい消費者があなたのSNSを発見する確率はかなり低くなります。なぜならSNSやブログなどのコンテンツは、蓄積されればされるほど注目度合いが高くなるような仕組みになっているからです。

 つまり、何を差し置いてもまず必要なことは、更新頻度を上げて投稿数を増やすという、量の追及をし続けることが重要です。この「し続ける」ということが大変難しいのです。なぜなら、はじめは何とか投稿出来ていても徐々に投稿ネタがなくなってしまったり、本業が忙しくなって更新に時間を掛けられなくなるからです。また、思った様な反応が得られないことで心が折れてしまう、というケースもあります。

 SNS集客を上手くやってらっしゃる方は、SNSの投稿を業務として捉え、計画に基づく運用を行っています。「毎日朝7時と昼12時にコンテンツを投稿し、金曜日に土日のセール案内を送る」というように、ルールを決めてその通りに運用し続けていらっしゃいます。

 ルールは効果を見極めつつ変えていくのが良いですが、まずは、テキストベースのSNSなら「毎日1コンテンツ投稿」と決めて愚直に運用することをお勧めします。毎日欠かさず、必ず1記事投稿するのです。

 しかし先程述べた通り、だんだん投稿ネタがなくなってきます。投稿ネタがなくなったらどうするか・・・投稿ネタを探しに行くのです。この考え方がSNS運用においては非常に重要です。投稿ネタがあるから投稿するのではなく、「投稿せねばならない期日が決まっているから投稿ネタを探す」という考え方を持つことが大切です。このような意識を持つと、自分の情報収集アンテナが高く張られるようになり。お客様をよく観察するようになり、仕事や身の回りで起きていることに敏感になります。情報感度が高まるわけです。普段は見過ごしてしまう様な変化に気が付くようになり、SNS活用だけでなく商品やサービス改善にも繋がります。

 またSNS運用を継続するに当たり、反応を得られないことで断念してはいけません。初めの1年は大した反応がないもの、とタカをくくって続けることが重要です。SNSを運用していると、すごい数のフォロワーがいる同業の存在が気になったりするものです。同業がどんなテクニックを使っているのかが気になったりすることもあると思いますが、同業と自社を比較してもあまり意味がありません。同業がいたら、投稿数を見てみて下さい。圧倒的に投稿量が多く、毎日継続的に発信し続けていることが分かると思います。

 SNS運用において最も難易度が高く、多くの方が失敗するのは「継続すること」です。SNSは普通の個人でも人気あるアカウントが沢山存在するため、誰もがそうできるような気がするのですが、その裏には更新の止まった屍の様なアカウントが膨大に存在している事実があるのです。芸能人や有名企業以外のアカウントで人気のあるアカウントは、例外なく膨大な量をこなしているのです。

 そして量の追及があってこそ、コンテンツの中身がブラッシュアップされていき、より集客力が磨かれていきます。

 他にもSNSならではのシェア機能を活用し、ターゲット顧客層に響くアカウントの投稿をシェアしたり、インフルエンサーとのコラボレーションを行ったり、SNS広告をターゲット顧客層に出稿したり、といったSNSならではの取り組みはあります。しかしこれらの取り組みも、定期的に頻度良く量をこなすことが重要なのは変わりません。

 ぜひ更新ルールを定めて、運用し続けることを意識して頂けたら、と思います。