2017年2月16日木曜日

起業を思い立ったらすべき4つのこと(2回目)

あきる野Bi@Staで窓口相談を担当している中小企業診断士の發知(ほっち)と申します。
前回に引き続き、「起業を思い立ったらすべき4つのこと」シリーズ2。
今回は「2.経験を積んでノウハウを蓄える」です。
例えば飲食店で開業を目指す方は、これまでの飲食店での経験や培ったノウハウが事業活動においての強みになります。
料理人の方に「当たり前だ!」と怒られてしまいそうですが、こう聞かれたらどうでしょうか?
「その強みは、あなただけの、他にない特色のあるものですか?」と。

事業活動において「競合他社との違い」を明確に打ち出すこと(セールスポイント)が必要です。
また、もしあなたが金融機関からの借入をお考えなら、審査担当者に、セールスポイントとその根拠(活動歴など)を見られます。
これまでの仕事や活動歴を時系列で具体的に書き、それによって獲得した経験やノウハウを予め書き出しておきましょう。

他と変わらない強みであれば、それは強みとは言えません。
特に、あなたの腕一本(技術)で開業を目指す場合、「○○のジャンル(飲食店ならメニュー)なら誰にも負けない!」というくらいとことん技術を追求してください。
また、事業の強みは、必ずしもご自分の技術だけとは限りません。これまでの勤務先の人脈、ネットワークや友人など協力者も大切な資源になります。
このあたりのお話は、次回「3.人脈を広げ、見込み客を集める」で見ていきましょう。

本日のおさらい
・事業活動においてセールスポイントになりうる、強みをとことん磨きましょう。
・強みや活動歴を書き出しておきましょう。