こんにちは!あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staの武です。
本日7時まで窓口相談を担当します。
私はBi@Staの窓口相談の傍ら、経営コンサルタントとして様々な事業者様の支援活動を行っています。
最近は新商品開発を行い、今後販路開拓の方法を模索する事業者への支援が増えてきています。
当然のことながら新規開発した商品には開発者(経営者)の熱い思いが詰まっています。
こんな商品の企画趣旨を語る経営者の熱意に触れると、できることならすべての商品を世に出し、販売していく支援をしたいと思ってしまいます。
でも今の世の中、ただ商品が良ければ売れるわけではありません。
現在はモノ余りの時代と言われる通り、消費者が必要とするモノ、ライフスタイルに貢献できるモノ、想定以上に満足感を得られると消費者が評価したモノでなければなかなか購買につながらないのではないでしょうか?。
企画開発の思いは生産者側(開発者側)のものです。それを販売活動を通じて顧客にどうやって伝わるかを考えなければなりません。
伝えることが重要なのではなく「伝わること」が重要なのだと思います。
では顧客に伝わるというのはどういうことなのでしょうか?
商品には機能的評価と情緒的評価があるといわれています。私はさらに自己実現評価(精神的評価)があると考えています。
例えば時計でいうと時間を知ることが機能的評価といえます。
でも時間を知るためなら1000円の時計でも充分です。でも私たちは何十万円もするブランド時計を購入することがありますよね?
高価なもの、有名ブランドだから安心だ、とかきっと壊れにくいだろう・・・品質やブランド力への期待、これが情緒的評価ともいえます。
さらに・・・高額な時計を買った(買えた)、そしてTPOに応じてそれを身に着けることによる精神的な満足感・・・これが自己実現評価といえるのではないでしょうか?
顧客が考えることは様々であり、それに対応することはとても難しいことです。
それだけに作り手は商品の機能的価値だけでなく顧客に与える情緒的価値、自己実現価値を常に意識したモノづくりを続けることが大事なのではないかと考えています。
それを一緒になって考えていく伴走支援をしたい。
私が名刺に印刷しているイラストもそんな思いが込められています。
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