年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
あきる野Bi@Staでは今年最後のミニセミナーが開催されました。
お忙しい中、3名の方が参加され、役に立った、参考になった等の感想をいただきました。
ありがとうございました。
さて、次回のセミナーのテーマは 営業未経験者のための「営業活動」です。
営業活動の基礎を学んでみませんか?
ご参加お待ちしております。
年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
あきる野Bi@Staでは今年最後のミニセミナーが開催されました。
お忙しい中、3名の方が参加され、役に立った、参考になった等の感想をいただきました。
ありがとうございました。
さて、次回のセミナーのテーマは 営業未経験者のための「営業活動」です。
営業活動の基礎を学んでみませんか?
ご参加お待ちしております。
12月11日、「あきる野Bi@Sta創業者交流会」を開催し、25名の創業者・創業希望者の方々にお集まりいただきました!ご参加下さった方々に改めて御礼申し上げます。
第1部は、Tokyo創業ステーションSTARTUP HUB TOKYOコンシェルジュの松井みさきさんをお招きし、「セルフブランディングの言語化と見える化」と題した講演を頂きました。セルフブランディングの目的や効果、手法について詳しくお話して頂きました。短い時間でしたが、自分の棚卸や言語化のワークも盛り込んでいただいたため、聴講者も改めて自分を振り返る良い機会になったのではないでしょうか。
第2部は、参加者の皆さんに近況報告を頂きました。皆さんお仕事の内容や活動拠点を目を輝かせて発表されておりました。
第3部は交流会ならではの情報交換会。「コロナ禍での商売の工夫について」というお題目で、3~5名のグループでディスカッションを行いました。普段なかなかできない異業種同士での情報交換を通じて、コロナ禍での成功事例を共有されている姿が印象的でした。新しい顧客の開拓、Webの活用、新商品開発など、様々な切り口から情報交換され、新しいヒントを得られた方も多かったようです。また、互いの事業を知ることで協業や取引の話もちらほら出ていたようです。こういうのが交流会の醍醐味だな、と改めて感心しました。
創業者や創業希望者が直接意見交換をし合う場は、活気と新鮮さに満ちていますね。今後も感染拡大に留意しながら、このような交流の場を設けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
こんにちは、中小企業診断士の白井です。
起業をご検討の方々は事業計画策定、資金調達、商品開発など様々な準備を
されていることと思います。事業をいち早く軌道に乗せるには、
創業前の準備が大切です。
一方、創業者個人として創業前にやっておきたいことがあるのをご存知でしょうか。
起業すると失うものがあります。
それは「社会的信用」です。
特に、もし今貴方が会社勤めされてらっしゃる方なら、
これは是非覚えておいて欲しいと思います。
社会的信用がないということは端的に申し上げれば、資金繰りや調達面で
「会社も個人も」大きな制限を受けるということです。
個人の信用は勤めている会社の信用と結びついています。
一般的に勤め人であれば(会社が倒産しない限り)会社から一定の給料が
確約されていますし、そうそう解雇されて職を失うこともありません。
ところが独立して起業すると「会社の信用」という看板がなくなり、
裸一貫自分の信用で勝負しなければならなくなります。
たとえ独立前、有名な上場企業の役職者だったとしてもです。
そうすると、クレジットカードを作ったり住宅ローンを組むといった、
与信に関するハードルが高くなります。
私の知人でも、一念発起して独立したものの与信の関係で
ご家族の夢だった住宅を購入できず、大変な思いをされた方がいます。
したがって、このような与信が絡むことについては
できるだけ独立する前に済ませておくことをお勧めします。
独立時の事業用としてもう1枚クレジットカードを作っておく、
自宅を購入する予定があれば、在職中に購入して住宅ローンを組んでおく、
自動車など高額なものを在職中にローンで購入しておく、
なども大切な事前準備です。
もちろん「ローンが組めなくなるから」という理由で
必要ないものまで買うのは本末転倒です。
大切なことは、起業するときはビジネスだけでなく
ご自身の人生プランと合わせて考えましょう、ということです。
優先順位をつけながらプライベートも含めた計画を持ち、
入念な準備を行うようにしましょう。
こんにちは!あきる野Bi@Staの武です。
来たる令和3年12月11日(土)に創業者交流会を開催致します。
創業済の方、現在創業準備中の方にとって人脈を構築する良い機会になると思います。
基調講演に「TOKYO創業ステーションSTARTUP HUB TOKYOコンシェルジュ」の
松井みさき先生をお呼びし、「セルフブランディングの言語化と見える化」について
お話しいただきます。
松井先生はご自身も映画監督・写真家として活躍されている起業家です。
皆さま是非ご参加をご検討ください。
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10月2日から始まった第6期生あきる野創業塾。
今年も沢山の創業希望者が参加し、毎週白熱した講義や討論が展開されています。
いよいよ今週末は創業塾最終日。
最終日は、塾生の皆さんに創業プランを発表していただきます。
創業プランの作成はかなり大変だと思います。
これまでの実績がないわけですから、一から未来を設計するのは
なかなか骨の折れる作業だと思います。
しかし、創業プランに正解があるわけではありません。
ぜひ想像力を働かせて、ご自身の想いやビジネス構想を
書き落としてくださいね。
スタッフ一同、皆様のプラン発表を楽しみにしています!
こんにちは、あきる野ビスタ創業相談員の白井です。
10月1日(金)から第三回あきる野まちゼミが開催されます。
日 時:10月6日(水)17時半~19時
10月20日(水)13時~14時半
10月27日(水)15時~16時半
場 所:あきる野Bi@Staスモールオフィス
定 員:各回3名(先着順)
費 用:無料
持参品:なし
申込み:あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Sta
電話 042-518-7778
FAX 042-518-7779
mail bista.akiruno@gmail.com
なお士業に限らず、副業や創業など幅広い情報を求めている方は、
もう1つの講座、知らなきゃ損するBi@Staの使い方にご参加ください!
あきる野ビスタのセンター長が直々にレクチャーしてくれますよ!
これまで何度かご案内してきました「第6回あきる野創業塾」。
いよいよ今週土曜日(10/2)より開催です!
お陰様で今年も沢山の方から参加希望をいただき、ありがとうございます。
商工会、スタッフ、講師一同、皆様と一緒に学べることを楽しみにしています!
まだお席に若干の余裕があります。
直前まで受付しておりますので、迷われてらっしゃる方はぜひご参加ください。
勇気を出して、前へ!
あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staよりミニセミナーのご案内です。
10月のBi@Staはセミナー満載月間。
そんな中で創業者・事業者必見のセミナーをご案内します。
今年も補助金や助成金の情報が多く出ています。
この機会に自分が使える補助金・助成金について学びましょう!!
スケジュールは次の通りです。皆様のお申し込みをお待ちしております。
日 時:令和3年10月19日(火)14時半~16時
場 所:あきる野Bi@Staスモールオフィス
定 員:5名(先着順)
費 用:無料
持参品:筆記用具
申込み:あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Sta
電話 042-518-7778
FAX 042-518-7779
mail bista.akiruno@gmail.com
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2021/9/22更新
あきる野まちゼミ、16日から受け付け開始しました!
あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staは④と⑧の2講座開催します。
チラシ番号④30代からの「士業」独立開業 (リアル開催)
講師:白井康嗣氏(中小企業診断士)
本人の独立開業のリアルをお伝えします。
中小企業診断士、税理士、社会保険労務士・・・
独立志望に人気の「士業」の取得資格や独立開業をお考えの 若い世代向けに、
30代で独立開業した中小企業診断士の仕事、営業活動、ライフスタイルを
赤裸々にお伝えします。
チラシ番号⑧知らなきゃ損するBi@Staの使い方(リアル&オンライン併用)
講師:武篤志氏(中小企業診断士、Bi@Staセンター長)
Bi@Staってどんな場所なの?誰でも利用できるの?Bi@Staの上手な使い方を
実例を交えてお伝えします。
詳細は下記チラシをご参照くださいね!!
あきる野市では会期中37講座を開催致します。
ぜひご利用ください!!
2021/9/15更新
2021/9/22更新
以前からお知らせしている「第6期あきる野創業塾」の開催まで、あと10日となりました!
お陰様で、現在12名の方からご参加のお申し込みを頂いています。定員は20名となっておりますので、ご希望の方はぜひお申し込みください!
あきる野市では10月2日(土)から毎週土曜日5回コースで「第6回あきる野創業塾」を開催
致します。
ここ数年あきる野創業塾修了生が実際にお店を出すケースが増えています。
修了後継続的にBi@Staでフォローアップしますので心強いと思います!!
起業の先輩たちのお話を聞く機会もありますし、何より同じ目標に向かってチャレンジする
仲間が出来ますよ。
あきる野で創業を考えている方はこの機会に是非ご参加を検討してみて下さい。
日程は下記チラシを確認してください。
※原則、全日程の参加をお願いしていますが、ご都合により参加できない日程がある場合、ご相談させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
行動しよう!夢を実現するために!!
こんにちは、中小企業診断士の白井です。
9/15、ミニセミナー「事業をグングン加速させる数字の使い方・活かし方」セミナーを修了しました。緊急事態宣言下にも関わらず参加して下さった事業者様に、心より感謝申し上げます!
セミナー概要
スモールビジネスを営む事業者様や創業間もない事業様にとって、何よりも重要な数字は「売上高」です。売上高を伸ばしていくためには色々な施策があります。しかし闇雲に施策を打ち出しても、売上増加のポイントに効いていなければ効果は薄くなりますし、コストもかかってしまいます。
そうならないためには、売上をいくつかの要素に分解して数値化することが大切です。売上を要素分解することで改善するべきポイントが明確になり、打つべき改善施策の的が絞られ、効果的な施策実施につながります。
あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staでは毎月窓口相談担当の
コーディネーターによる無料ミニセミナーを開催しております。
「ビジネス数字」に苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。今回のミニセミナーは、 事業経営者にとって本当に必要となる数字力を身に付けていただくためのセミナーです。 経営者に必要な数字力とは「数字を用いて有効な活動を生み出す」力です。 難しい決算書や簿記の知識は一切不要です。 数字脳を身に付け、数字を使いこなし、数字に直結する事業活動を実現しましょう! 飲食・小売・サービス業で創業の方、創業予定の方のご参加、お待ちしています。
内容は次の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。
日時:令和3年9月15日(水)14時半~16時
場所:Bi@Staスモールオフィス
定員:5名
費用:無料(筆記用具・電卓をお持ちください)
講師:白井 康嗣
申込:あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Sta
電話042-518-7778
mail:bista.akiruno@gmail.com
午前10時~午後7時(日祝、第二水曜日除く)
あきる野創業塾は、
を対象とした全5回の創業セミナーです。
今年6回目を迎え、これまで約100名の卒業生を送り出してきたあきる野創業塾。今年は感染拡大の防止に最大限の対策をしたうえで、リアル会場で開催します。
特に、
こんにちは!中小企業診断士の白井です。
あきる野Bi@Staでは創業における事業計画の策定を支援しています。
事業計画書は目標を達成し夢を実現するために作られます。ですから事業計画に基づいた事業を行うことで、目標達成に近づくことができます。しかし実際に事業を始めてみると、日常の仕事や問題解決に忙殺され、当初の事業計画や目標が忘れ去られてしまうことが多いのです。
事業計画に基づいて運営するためには、計画書に書かれた理念や戦略がご自身の信念として、意識レベルの奥深くまで浸透していることが大切です。計画を実現した姿やそこへ至る道筋が、色形ではっきりとした像を描くまで意識しましょう。そうすることで様々な困難に打ち勝つ勇気を得られますし、行動に繋げることができます。また、目標への階段を一歩ずつ進む過程で事業の成長を実感できるのです。
それでは、事業計画を毎日意識するための工夫を紹介します。
1.事業計画書を製本する
印刷屋さんに持ち込めば冊子のような形で製本してもらえます。きちっと製本された計画書と、ホチキス止めでクリアファイルに入れてある計画書、どちらが大切に感じるでしょうか。事業計画書はご自身の夢、目標、思いが記載されている大切な書物ですから、ぜひ丁寧に扱って頂きたいと思います。また、そうすることで計画書に愛着も湧き、いつでも計画書を意識することができるようになります。
2.いつでも見えるところ、手に届くところに置く
記憶に残り意識されるものは、近くにあって視界に入るものです。棚の取り出しにくいところやデスクの奥深く、仕事場から距離があるところに置くと、事業計画書を見るのに移動したり探したりと手間がかかります。すると手間が面倒に感じてしまい、手に取るという行動が億劫になります。計画書を常に見返せるようにしておくためには、なるべく計画書を手に取るまでの手間をなくすことです。
3.毎日声に出して読む
人は、他者から聞いた話よりも自分が話したことをより強く記憶し、コミットメント(関心)を高くします。この原理を応用して、事業計画を毎日音読して頂くことで、より意識下に計画や目標が刷り込まれ、計画が自分事化します。
音読する時は、書かれた文字からその情景が浮かぶことを意識し、丁寧かつ感情を込めて読むことです。事業計画書の分量が多ければ、全部を読む必要はありません。毎日一部を抜粋して順繰りに読んでいくと良いでしょう。
私自身も5か年事業計画を持ち、上記の取り組みを実践しています。これらに取り組むことで目標に対する強い願望を抱くことが可能となり、計画を実行していくことによって着実に階段を登っている実感を持てるようになってきました。
今回は、事業計画を意識レベルの深くまで浸透させ自分事化する方法についてお伝えしました。ご自身の想い・夢・目標を大切に事業に臨んで頂けたら、と思います。
こんにちは!中小企業診断士の白井です。
あきる野Bi@Staでは創業における事業計画の策定を支援しています。
事業計画に基づいて運営するためには、計画書に書かれた理念や戦略がご自身の信念として、意識レベルの奥深くまで浸透していることが大切です。計画を実現した姿やそこへ至る道筋が、色形ではっきりとした像を描くまで意識しましょう。そうすることで様々な困難に打ち勝つ勇気を得られますし、行動に繋げることができます。また、目標への階段を一歩ずつ進む過程で事業の成長を実感できるのです。
印刷屋さんに持ち込めば冊子のような形で製本してもらえます。きちっと製本された計画書と、ホチキス止めでクリアファイルに入れてある計画書、どちらが大切に感じるでしょうか。事業計画書はご自身の夢、目標、思いが記載されている大切な書物ですから、ぜひ丁寧に扱って頂きたいと思います。また、そうすることで計画書に愛着も湧き、いつでも計画書を意識することができるようになります。
記憶に残り意識されるものは、近くにあって視界に入るものです。棚の取り出しにくいところやデスクの奥深く、仕事場から距離があるところに置くと、事業計画書を見るのに移動したり探したりと手間がかかります。すると手間が面倒に感じてしまい、手に取るという行動が億劫になります。計画書を常に見返せるようにしておくためには、なるべく計画書を手に取るまでの手間をなくすことです。
人は、他者から聞いた話よりも自分が話したことをより強く記憶し、コミットメント(関心)を高くします。この原理を応用して、事業計画を毎日音読して頂くことで、より意識下に計画や目標が刷り込まれ、計画が自分事化します。
音読する時は、書かれた文字からその情景が浮かぶことを意識し、丁寧かつ感情を込めて読むことです。事業計画書の分量が多ければ、全部を読む必要はありません。毎日一部を抜粋して順繰りに読んでいくと良いでしょう。
私自身も5か年事業計画を持ち、上記の取り組みを実践しています。これらに取り組むことで目標に対する強い願望を抱くことが可能となり、計画を実行していくことによって着実に階段を登っている実感を持てるようになってきました。
今回は、事業計画を意識レベルの深くまで浸透させ自分事化する方法についてお伝えしました。ご自身の想い・夢・目標を大切に事業に臨んで頂けたら、と思います。
あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staでは毎月窓口相談担当の
コーディネーターによる無料ミニセミナーを開催しております。
8月はセンター長の武篤志が「副業」をテーマにお話をいたします。
コロナ禍で働き方に変化が出てきている今だからこそ、ご自分の可能性を考えて
みませんか?
内容は次の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。
日時:令和3年8月12日(木)14時半~16時
場所:Bi@Staスモールオフィス
定員:5名
費用:無料(筆記用具だけお持ちください)
申込:あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Sta
電話042-518-7778
mail:bista.akiruno@gmail.com
午前10時~午後7時(日祝、第二水曜日除く)
こんにちは!中小企業診断士の白井です!本日は、「事業計画をつくる意味」について考えてみたいと思います。
あきる野Bi@Staを何度かご利用くださった方は、相談員から「事業計画をキチンと作りましょう」と提案されたことがあると思います。事業計画とはその名の通り、事業の未来をどうしていこうと考えているかをまとめた計画です。事業計画を作るとなると「なんだか難しそうだな」「数字を考えるのは苦手」などと感じてしまう方も少なくないと思います。ただ、その点についてはあきる野Bi@Staの相談員が親切丁寧に教えてくれますので、アドバイスをもらいながら進めていけば、それほど大変なことではありません。
計画の作り方よりむしろ大切なことは、事業計画をつくる意味や目的、果たす役割、活用のしかたを正しく知ることです。
事業計画は事業を発展・成長させるために作るものです。資金の調達が必要な場合は必ず事業計画が必要です。設備投資が必要なビジネスをお考えの場合は、事業計画がないと資金調達は難しいでしょう。しかし、事業計画は資金調達のためだけに作るものではありません。“資金調達に有利な事業計画策定”なるものがあるようですが、このような考え方は目的と手段を取り違えていると言わざるを得ません。事業計画策定の目的は事業を成功させることです。資金調達とはその手段であり目的ではありません。この辺りは間違えのないように認識しておきたいところです。
さて、事業計画策定には本来もっと重要な役割があります。それは、創業者であるあなた自身を成長させる、という役割です。
事業計画をつくるには、市場を知り、自分自身を知り、お客様を知り、ライバルを知らなければ書くことが出来ません。つまり事業計画の策定に真面目に取り組むことで、自分のやりたいビジネスについて深く熟慮することになるのです。自分の足で調べたこと、自分の内側から湧いて出てきた想いを自分自身の言葉で書くからこそ、血の通った生きた計画書となります。生きた計画書は自分自身の決意をより強固なものにします。そして困難に遭遇したり道に迷った時に、マイルストーンとなって自分の立ち位置ややらねばならないことを知らせてくれます。
また、事業計画には上記を言語化した理念・経営方針・取り組みのほかに、数字計画が盛り込まれます。なぜ数値計画が必要なんだと思いますか?
1つは、自分や事業が生き残っていくための必達収益がいくらなのかを明らかにするためです。事業は資金が詰まってしまったときに終了します。創業時は、まず自分が最低限の日常生活をするためにいくらの手元現預金を稼がねばならないかを明らかにしましょう。この額面が当面確保しなければならないお金です。このお金をベースにして、これを実現するための必要利益、許容費用、粗付加価値、売上高を計算していきます。
数値計画が必要なもう1つの理由は、”事業活動とは経済活動であり、事業の目的の1つは数字を作ることだから”です。経済とは数字の世界です。つまり、事業活動とはモノをつくったり売買してお客様に貢献する活動であると同時に、”数字を作る活動”という側面があるのです。商売をやった結果として数字が生まれるのではなく、数字を生み出すことは事業の目的の一つと捉えることが大切です。実現したい事業規模、残したい利益、従業員の処遇は全て数字で表されます。あなたが実現したいと思っている夢・サービスの質量・事業の大きさを”数字”という経済価値に置き換えることで、目標と実現への道筋がハッキリと認識できるようになります。
数字に対して苦手意識を持たれる創業者も多いですが、事業計画の数字を作る過程で、自然とビジネスに必要な数字力は身についてまいります。
このように、事業計画をつくることで経営に必要な力や視点が自然と身につきます。大変な作業ではありますが、自身で作り上げた事業計画書には愛着がわき、何としてもこの計画を実現しよう、という気持ちになります。
ぜひ、自分自身と向き合う気持ちで、事業計画策定に前向きに取り組んでいただきたいと思います。
こんにちは、中小企業診断士の白井です!
今日は、集客のためのSNSの活用ポイントを簡単にお話します。
よく「SNSを使って集客をしたい」というご相談を頂きます。SNS全盛の時代、たしかにSNSは上手に活用すれば強力な集客ツールになります。書店に行けばSNSのビジネス活用の本がずらりと並んでいます。SNS集客を頑張りたい方は、ぜひその手の本を読み漁って頂くことをお勧めします。
さて、今日はSNS活用において最も重要であることを1つお伝えします。色々なコツやツールの使い方がありますが、SNS集客において何よりも重要なこと、それは「継続すること」です。
発信するべきコンテンツを、定期的に発信し続けることです。Instagram、Twitter、Facebook、YouTubeなど、あらゆるSNSツールを開設していても、ほとんど更新がなく、時々思い立ったようにセール案内が配信されるようなSNSって、消費者の立場からして魅力があるでしょうか?しかしSNSの相談をお受けしたときに実態を確認すると、このような運用をしているケースが大変多いのです。この状態ですと、新しい消費者があなたのSNSを発見する確率はかなり低くなります。なぜならSNSやブログなどのコンテンツは、蓄積されればされるほど注目度合いが高くなるような仕組みになっているからです。
つまり、何を差し置いてもまず必要なことは、更新頻度を上げて投稿数を増やすという、量の追及をし続けることが重要です。この「し続ける」ということが大変難しいのです。なぜなら、はじめは何とか投稿出来ていても徐々に投稿ネタがなくなってしまったり、本業が忙しくなって更新に時間を掛けられなくなるからです。また、思った様な反応が得られないことで心が折れてしまう、というケースもあります。
SNS集客を上手くやってらっしゃる方は、SNSの投稿を業務として捉え、計画に基づく運用を行っています。「毎日朝7時と昼12時にコンテンツを投稿し、金曜日に土日のセール案内を送る」というように、ルールを決めてその通りに運用し続けていらっしゃいます。
ルールは効果を見極めつつ変えていくのが良いですが、まずは、テキストベースのSNSなら「毎日1コンテンツ投稿」と決めて愚直に運用することをお勧めします。毎日欠かさず、必ず1記事投稿するのです。
しかし先程述べた通り、だんだん投稿ネタがなくなってきます。投稿ネタがなくなったらどうするか・・・投稿ネタを探しに行くのです。この考え方がSNS運用においては非常に重要です。投稿ネタがあるから投稿するのではなく、「投稿せねばならない期日が決まっているから投稿ネタを探す」という考え方を持つことが大切です。このような意識を持つと、自分の情報収集アンテナが高く張られるようになり。お客様をよく観察するようになり、仕事や身の回りで起きていることに敏感になります。情報感度が高まるわけです。普段は見過ごしてしまう様な変化に気が付くようになり、SNS活用だけでなく商品やサービス改善にも繋がります。
またSNS運用を継続するに当たり、反応を得られないことで断念してはいけません。初めの1年は大した反応がないもの、とタカをくくって続けることが重要です。SNSを運用していると、すごい数のフォロワーがいる同業の存在が気になったりするものです。同業がどんなテクニックを使っているのかが気になったりすることもあると思いますが、同業と自社を比較してもあまり意味がありません。同業がいたら、投稿数を見てみて下さい。圧倒的に投稿量が多く、毎日継続的に発信し続けていることが分かると思います。
SNS運用において最も難易度が高く、多くの方が失敗するのは「継続すること」です。SNSは普通の個人でも人気あるアカウントが沢山存在するため、誰もがそうできるような気がするのですが、その裏には更新の止まった屍の様なアカウントが膨大に存在している事実があるのです。芸能人や有名企業以外のアカウントで人気のあるアカウントは、例外なく膨大な量をこなしているのです。
そして量の追及があってこそ、コンテンツの中身がブラッシュアップされていき、より集客力が磨かれていきます。
他にもSNSならではのシェア機能を活用し、ターゲット顧客層に響くアカウントの投稿をシェアしたり、インフルエンサーとのコラボレーションを行ったり、SNS広告をターゲット顧客層に出稿したり、といったSNSならではの取り組みはあります。しかしこれらの取り組みも、定期的に頻度良く量をこなすことが重要なのは変わりません。
ぜひ更新ルールを定めて、運用し続けることを意識して頂けたら、と思います。
こんにちは!中小企業診断士の白井です。
今回は少し物騒なタイトルですが、創業時に知っておきたい「事業の終焉」というタイトルでお送りします。
感染症拡大により企業の業績が大きく影響を受けたことから、コロナ倒産という言葉が聞かれて久しい昨今。創業者、あるいは創業希望者も企業の倒産について考えることが増えたのではないでしょうか。
ところで、倒産とはどのような状態を指す言葉かご存知でしょうか?「破産(会社がなくなる)」というイメージを持たれる方も多いと思いますが、会社が消滅せず存続するケースも「倒産」という用語でくくられることがあります。「民事再生法」や「会社更生法」を適用した企業です。これらの法律は利害関係者の支援を得ながら会社を再建していく枠組みで、適用を申し立てた企業は消滅せず再建計画に基づく事業経営を続けていきます。
このように倒産と言っても色々な形があるのですが、倒産とは、
「企業が債務の支払い不能に陥ったり、経済活動を続けることが困難になった状態」を差します。つまりお金が底をつき、返済義務(支払金額、支払い時期)を果たせない状態になることです。
私は最近、ライフワークとまではいかないですが「倒産」について色々な書籍や資料を読み解いています。何事も始まりがあれば終わりがあるわけで、それは企業も例外ではありません。企業がどのようにしてその生涯を終えるのかを知ることで、あるべき企業経営の姿が浮き彫りになるのではないか、と思っています。
実際に倒産事例を調べてみると、倒産企業には共通点の多いことが分かります。成功事例には数多の要因が絡んでおり、共通点を見出すのは難しいですが、倒産事例は数種類の類型に大別できます。この倒産の要因をしっかり押さえることは、創業者や創業希望者にとって意義あることだと思います。
それでは企業が倒産に至る主たる理由について解説していきます。
多くの倒産事例で目に付くのが、会計や資金管理がずさんで会社の資金実態が掴めていないという状態です。リターンの計算もせずに大規模な設備投資を繰り返す、運転資金がいくらなのか知らない、支出額及び支払い時期が分からないといった具合です。経理しか財務状況を把握しておらず、その経理もなぜお金が不足するのか原因が分からない。。この状態で資金が回る方が不思議と言わざるをえません。取引先の倒産に伴う連鎖倒産も、ずさんな数値管理に端を発しています。
創業当時は営業やオペレーションなどで忙しくなります。もちろん大変重要な仕事ですから、これに注力すること自体は否定しません。しかしそれでも、創業当初の取引量が少ない間に、創業者自ら経理業務をやってみることをお勧めします。知識が不足していたら、ぜひビスタ相談窓口やセミナーを活用して頂きたいと思います。
大変有能でバイタリティあるアイデアマンの経営者が、会計や資金管理への無頓着さ、知識のなさから無謀な猪突猛進経営を進めてしまい、気が付いた時には火の車になっているケースは大変多いのです。売上や利益が増加しているにもかかわらず資金が枯渇する「黒字倒産」は、倒産件数の約半数を占めています。世の中に価値を提供する意気込みと気概とセンスを持つ経営者の会社があっけなく倒産してしまうのは、この会計や資金管理への無頓着さからくるどんぶり勘定経営にあります。会計や資金管理は経理の仕事ではありません。もちろん記帳実務は経理がやれば良いですが、その中身やお金の動きを把握し適切な経営判断を下すのは経営者の仕事です。
①とも関連しますが、会社の体力や資金繰り状況を把握せずに、ひたすら売上向上をめざして急速な多店舗展開や設備投資を行うと、資金需要が増加します。出店費用や運転資金が増加するのは勿論ですが、忘れられがちなのは法人税の増加です。いきなり利益が増加すると前年の予定納税が少ないために一気に法人税負担が増えることになります。反対に、出店したのに赤字店舗が多ければ資金の原資が稼げないわけですから、これも資金繰りを圧迫します。
実は事業を拡大する時にこそ資金管理が重要になります。拡大すれば売上高は伸びますので絶好調な感じがするのですが、「資金」も同じように絶好調とは限りません。多くの場合資金面はそれまでのバランスが崩れ(借入金や在庫が増加する等)不安定になります。そんなときに何か大きな外部環境変化があると、突如売上や利益がダメージを受け、支払い負担が重くなるということになります。
創業後に事業が軌道に乗ると、拡大を目指す局面に差し掛かります。拡大そのものは大変意義のあることです。しかし無謀で性急な業務拡大には資金面のリスクが大きいことを認識しましょう。拡大に向けた事業計画に基づいて戦略・資金の両面から経営判断を下す必要があります。
社会環境や顧客の消費行動やテクノロジーは変化し続けます。まさにコロナ拡大は大きな環境変化と言えます。消費に限らず様々な活動がオンラインに置き換えられ、人との接触や外出を伴う消費は抑制され、代わりにおうち需要が伸長しました。
東京商工リサーチが、100年以上続く老舗企業に幾度となく訪れた経営危機を脱してきた秘訣をアンケートしたところ、目立った回答は「業態転換」と「主力商品サービスの転換」だったそうです。環境変化に合わせ、自社の事業そのものを作り替えていくプロセスをやり続けてきた会社が生き残っているのです。
創業希望者の中でも人気のある飲食業は、コロナの影響で大打撃を受けました。昨年は都内の日本食チェーン店の倒産があり、これに関連した業者の倒産も発生しました。
しかしテイクアウトやデリバリー、食材の販売、キッチンカー出店など様々な提供形態が生まれたのも事実です。環境変化に適応することで売上高を確保するばかりでなく、事業が新たな能力を獲得していく機会にもなります。 売り物、売り方、売り先を時代に合わせて工夫し続けることが重要です。またこれらの取り組みは常に「トライ&エラー」「やり続ける」ことが大切です。販売活動に特効薬はありません。やるべき重要事項を定め、これを根気よくやり続けなければ、販売の成果は中々出ないものです。
倒産企業には、役員同士の不和や社員との不和、行き過ぎた派閥争い、着服や横領といった内部統制の崩壊を招いている企業が多いです。役員が頻繁に入れ替わったり、社員が一斉退職する、ストライキする、内部告発などの兆候が表れます。
複数人で共同創業する際は、お互いに腹の内を割って話し合い、十分納得のいく方針を固めてから創業して頂くことが望ましいです。創業前よりも創業後の方がよほど大変です。創業後、思い通りに事業が進むことなどまずありません。創業前の希望に満ち溢れた状況と、厳しい経営環境に立たされた状況では、同じ人間でも考え方と言動が全く異なるものです。
平時に仲が良いから、という理由で共同創業することはお勧めできません。お互いがビジョンを共有し、苦難を乗り切れる同志であるかどうかを何度も確認するべきでしょう。
本日は、倒産という企業の終焉から創業者が知っておくべき教訓を解説してみました。是非参考にしていただければと思います。
皆様、こんにちは!
先日、ミニセミナー「小が大に勝つ!販売戦略」のご案内をさせていただきましたが、今回は感染拡大防止の観点から、ZOOMにてオンライン開催とさせて頂くことになりました。
外出せずに、ご自宅等から参加できますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
参加をお待ちしております‼
こんにちは、中小企業診断士の白井です。5/19(水)のあきる野Bi@Staミニセミナーのお知らせです。
今回は、主にあきる野市でサービス業・小売業を営む創業者・創業希望者向けの、「販売」に特化したセミナーです。特に、「よそより高品質で高い付加価値のある商品・サービスを、自信を持ってお客様にお勧めしたい!」とお考えの方向けの内容になります。
これからの時代、本当に価値のある商品・サービスを、その価値に見合った価格で販売していくことがとても重要になります。
取り扱っている商品サービスに自信のある方にこそ、参加して頂きたいミニセミナーです。皆様のご参加、お待ちしています!
★セミナーの内容(の一部)
・市場からは、高品質・高付加価値な商品サービスが求められている
・市場シェアとマインドシェアが、価格競争を回避する
・価値あるものを高価格でオファーするのに必要なこと
・差別化と一点集中
日時:5/19(水)14:00~
場所:あきる野Bi@Staスモールオフィス
詳しくは貼付のチラシをご覧ください
今日は毎月開催しているBi@Staのミニセミナー。
「副業」をテーマにお話させて頂きました。
コロナ禍で人数は少ないですがコロナ対策を万全にした上でリアル開催にこぎつけました。
少ない時間ですがインプットだけでなく参加者と良い意見交換が出来たと思います。
参加された皆様ありがとうございました。
次回5月は白井康嗣先生による「小が大に勝つ!販売戦略」です。
5月19日(水)14時からあきる野Bi@Staで開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしております!
(写真が上手く撮れておらずスミマセン💦)
3月20日(土)に第二回あきる野Bi@Sta創業者交流会を開催しました。
緊急事態宣言期間中ということもあり、飲食無し、感染防止措置を徹底しつつの開催となり
ましたが20名超の創業者に参加いただきました。
参加された皆さん!本当に有難うございました。
第一回交流会以降、Bi@Staの相談者同士、創業塾の同期生同士など少しづつコラボ企画が
生まれています。
今回もテーブルごとに熱のこもったディスカッションが行われました。
これからも地域に元気を与えるような協業企画がたくさん生まれることを期待しています。
こんにちは、中小企業診断士の白井です。
起業というと「資金調達→店舗や設備用意→商品作り→営業開始」のような流れを想像する方も多いと思います。しかし、いきなり多額の借金をしたり、長期にわたって経営を制限する固定資産を持つのは、予めかなり入念な計画を立てる必要があります(計画なしに資金調達は行えません)。そして必ずしも計画通り事業が進むわけではありませんので、リスクも大きくなります。
優れたアイデアや商品があることと、事業が採算に乗ることは別問題です。様々な要因が重なり、その事業が軌道に乗るまでに時間が掛かることもあります。重い固定資金を背負うということは、不確実な環境変化への耐性が落ちることを意味します。
せっかく面白い商品やサービスが、資金繰りという事情により日の目を見ることなく終わってしまう・・・これは非常にもったいないことです。
そこで考えて頂きたいのは、ビジネスを小さく始めるということ。小さく始めるとはどういうことか。それは、高額な投資や出費を行わず、今ある資源(時間、物的資源、ノウハウや技術)でお客様のニーズを満たすことを考える、ということです。
例えば美容室は通常店舗を持つことが必要と思われますが、「おしゃれを提供する」という美容室の”はたらき”に着目してみると、その手段として店舗は絶対条件ではないと気が付きます。
もちろん、サービスに合わせた世界観を体現するために店舗が必要、という考え方もあります。しかし、最も大切にしたいことが「カット技術」なのであれば、店舗は後回しにして、まず「カット技術」を届けることを現有資源でできないかを考えてみます。例えば出張サービスなら、お客様の施設で施術できるようになるので、店舗を持たずとも価値を提供できます。
雑貨販売ならECサイトや、イベント出店で提供する、などです。
路上の靴磨きから始め、今では青山に会員制の店舗を持つに至った靴磨き専門店もあります。
このような小さなビジネスは、会社員をやりながら休日に行う副業から始めることも可能です。そしてここから先が重要なことです。
副業で超低リスクでビジネスをやりながら、そこで出会った顧客の情報を取得し、関係性を深め、徹底的に顧客ニーズや自社サービスの改良点をヒアリングしていくのです。これで得た顧客資産とニーズ情報は、何にも勝るあなたの資産になります。
そしてある程度ファンができ、ニーズを把握でき、それに応える商品サービスに改良できた段階で、あなたがやりたいより大きな投資を行い、起業する・・・
このようなステップを経ることが「小さく始め、大きく育てる」ビジネスの始め方です。
そして、たとえ少額でも自力でお客様からお代を頂戴できる経験は、自信につながります。
自己資金がほとんど用意できないような場合や、未経験業界で起業する場合、融資のハードルは相当高くなります。仮に融資を受けられたとしても相当なリスクを背負う必要があります。
しかし、だからと言って自己資金が溜まるまであなたの持っている商品・技術・ノウハウが世に出せないのも非常に勿体ない話です。また、市場は常に変化しますから、何年もお金を貯めて起業を先延ばしにしているうちに、マーケットのニーズがなくなっている可能性もあります。
確かに起業にリスクは付き物ですが、そのリスクを最小限にした形でお客様に価値を届けることは可能です。副業という形で、あなたの持つ強みや提供価値の中から低コストで提供できる価値とその届け方を見つけてみると、起業の夢がグッと近づくと思います。
Bista会員の(株)アルテピアノコミュニティ様が3月11日に東日本大震災復興にちなんだライブ配信を行いましたので、紹介させて頂きます。
動画は、下記アドレスから参照してください。
https://www.facebook.com/hiroe.suzuki.3382/videos/2165339563597235
こんにちは、中小企業診断士の白井です。
起業してビジネスをしていると、色々と新しい什器備品、設備を追加購入したり、HPを新しくしたくなったりしますよね。そんな時に悩むのが費用対効果。
「購入したい。けれども結構まとまったお金が出て行ってしまう。それに見合っただけのリターンが得られるだろか」このように迷うことは沢山あると思います。
そんな時にどのような考え方で意思決定したらよいか?その方法をお伝えします。この方法はとても簡単であらゆる場面で応用が効きますので、ぜひ試して頂ければと思います。
費用対効果を知るには、まず掛けた費用に対していくらのリターン(つまり収入)が得られれば良いか、を明らかにすることが大切です。その必要リターンをハッキリ掴めれば、それが実現出来そうもない話なのか、それとも実現できそうなのかが判断できます。
ではどのように必要リターンを掴むのか?それは、発生する費用をあなたのビジネスの粗利益率で割り戻すだけです。
計算式:発生費用÷粗利益率=発生費用回収売上高
これだけです。これで費用回収に必要な売上高が出ますから、それ以上の売上高獲得を見込める投資だと判断できれば、前向きに購入を検討すればよいことになります。
ある相談事例を紹介しましょう。飲食店事業者様から「あるポイントカードの加盟店になるべきかどうか」というご相談を頂いた事例です(数字は改変しています)。
このポイントカードは、お客様が飲食したときにポイントカードを持っていれば飲食代をポイントとしてポイントカードに貯められる仕組みです。事業者がポイントカードの加盟店となれば、ポイントカードを持っているお客様を誘店できるようになり、来客増加が見込めるということです。お馴染みのシステムですね。
さて、この加盟店となるための条件が次の通りでした。
・初期費用65,000円
・月費用(毎月発生)8,000円
初期費用と月費用に分かれていますが、こういうのはシンプルに考えるのと良いです。まず月費用は年額換算します。
すると8,000円×12ヶ月=年間96,000円ですね。
初期費用は1年で回収できれば良いと考えると、
1年で回収するべき総費用=初期費用65,000円+96,000円=161,000円
となります。
次に、この161,000円を回収する売上高を、先述の計算式で計算します。この飲食店の粗利益率は70%です。すると次のようになります。
発生費用回収売上高=161,000円÷70%=230,000円
※参考:粗利益率=(売上高ー食材費)÷売上高
つまり1年間で23万円の追加売上を上げられると、1年で投資費用を回収できるということです。
でも、これだとまだ実現出来そうかのイメージが掴みにくいですよね。そこで、この23万円を客数換算してみます。これは23万円を平均客単価で割れば算出できます。この飲食店の客単価は850円でした。
発生費用回収来店客数=230,000円÷850円=271人
年間で追加で271人の来客があると、発生費用が回収できるということが分かりました。
しかしこれでもまだイメージが掴めないかもしれません。そうしたら次はこれを12か月で割って月換算します。すると毎月23人の追加来客があればよい、ということが分かります。
さらにこれを月の営業日数(この事業者様は25日)で割ると、1日当たりの追加来店客数は1人となります。
つまり、ポイントカード加盟店になることで今の1日あたり平均来店客数プラス1人来て頂ければ、発生費用を1年で回収できるということになります。
ただ、プラス1人だと発生費用を回収できるだけで利益増加には至りません(2年目以降は利益増加になりますが)。1年目から投資に対して利益を創出するなら、最低、現在の1日当たり平均来店客数プラス2人の来客を獲得できれば効果ありと判定できます。
この事業者様は、ポイントカードを使うことで少なく見積もっても1日平均3人は来店数を増やせるだろうと判断し、導入に至りました。
このように、まとまった費用が発生するポイント加盟、什器設備購入、HP改修、人材採用などを検討する際は、回収に必要な売上高をしっかり掴み、これを細分化して「日常の業務レベル」でイメージできるようにすることで、素早く納得感のある判断が出来るようになります。
注意点としては、他に追加発生費用がないかどうかを調べる必要があることです。例えば人を採用する時には、人件費の他にも旅費交通費や研修費、制服代などの細々した費用も発生し、これが意外と馬鹿にならない金額だったりします。こういう付随する費用を洗い出してから計算することが必要です。
一度やり方を覚えてしまえば色々な場面で使えますから、ぜひ試してみてください。格段に意思決定が素早くなるはずです。
今回は3月に行われるセミナーのご案内です。
テーマは「未来の飲食店を考えてみよう!!~IT/ロボット活用法~」
です。
飲食店で活用されている最新IT活用/ロボット技術の最新事例をご紹介いたします。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
申込みはあきる野Bi@Staまでご連絡お願い致します。
<申込み・お問合せ先>
あきる野創業・就労・事業承継支援ステーション「Bi@Sta」
TEL: 042-518-7778 FAX:042-518-7779
Emai: bista.akiruno@gmail.com
創業者、創業5年未満の事業者に、最大300万円を補助する創業助成金のご案内です。
創業時に資金の問題は付き物。設備や店舗取得、仕入れや人件費などの運転資金が発生する一方、売上やキャッシュフローが計画通りにいかないこともあります。その状況の中で事業を有利に継続させていくためには、十分な資金確保が必要です。
その資金確保の手段として、創業助成金を活用してはいかがでしょうか。
東京都中小企業振興公社では、創業者に必要経費を補助する創業助成事業を行っています。
【概要(抜粋)】
●令和3年度第1回 創業助成事業
●対象:創業者、創業後5年未満の事業者
●補助額/補助率:最大300万円、補助率2/3
●対象経費:広告費、֥器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費に当てはまる経費
●募集時期:4/15~4/23
●詳細は以下のURLでご確認ください。動画による解説もあります。
https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/
応募するためには既定の要件を満たしている必要があります。支援機関が開催するプログラムの受講や事業計画書の策定が必要となります。
Bi@Staでの創業相談や創業塾に既定の回数参加し、事業計画を策定すると、この応募要件を満たすことが出来ます。創業時の資金についてお悩みの方は、この機にBi@Staにご相談頂ければ、具体的なアドバイスと事業計画策定の支援を受けることが可能です。
詳しくはお問い合わせください。
先程投稿した あきる野事業承継セミナーは諸事情のためWeb会議システム(ZOOM)での
配信となります。
PC操作に不慣れな方でもスマートフォンからもご参加いただけます。
なおご参加希望の方で操作方法に不安がある方は一度あきる野Bi@Sta、またはあきる野商工
会までご連絡ください。
どうしても難しいという方は、別日(2月26日)に視聴会を計画しております!!
PC等での参加に自信がない方は是非視聴会への参加をご検討ください。
【お問合せ電話】
あきる野商工会 042-559-4511
あきる野Bi@Sta 042-518-7778
(Bi@Staメールアドレス:bista.akiruno@gmail.com)
令和3年2月25日(木)18時半から開催予定のあきる野事業承継セミナーのご案内をいたします。
毎年の恒例となりました本セミナーは今回で3回目!!
メイン講師は(株)アテーナソリューション代表取締役立石裕明氏です。
立石氏はご自身も温泉旅館の3代目として事業承継を経験され、阪神淡路大震災で被災後事業
を再生されたご経験をお持ちです。
第一部はあきる野Bi@Staセンター長の武篤志があきる野市の事業承継の状況、Bi@Staの上
手い使い方についてお話します。
皆さまのご参加をお待ちいたしております。
お申し込みは下記までFAXもしくはお電話にてお願い致します。
あきる野Bi@Sta 電話 042-518-7778
なお緊急事態宣言発出のタイミングであり本セミナーはZOOMを利用したWeb形式で
開催予定です。詳しくは追って投稿いたします。
WebやPC操作が苦手であったり当日どうしてもご都合がつかない皆さまのために
セミナー翌日にあきる野商工会内でセミナーの視聴会も開催予定です。
皆さまのお申し込みをお待ちしております。
【あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Sta仕事始め!!】
明けましておめでとうございます。
あきる野創業・就労・事業承継支援ステーションBi@Staは本日4日より通常業務とな
ります。
出社前に恒例の二宮神社(あきる野市二宮)に初詣。Bi@Sta開設以来毎年の恒例行事
です(笑)。今年1年間の祈願をしてまいりましたが、やはり引き締まりますね。
今年も引き続き相談業務だけでなく無料セミナーや交流会の開催も行ってまいります。創業
を考えている皆さまにとって少しでも有益な情報をお届けすべく相談員一同知恵を絞ってま
いりますのでよろしくお願い致します。
もちろんコロナ感染対策は十分行いながら運営をしてまいりますのでご安心ください。
なお、あきる野Bi@Staでは通常の創業支援窓口、事業承継支援窓口に加え、3月まで
はコロナ対策相談窓口を併設し事業者支援体制を整えております。
皆さま令和3年もよろしくお願い致します。